2004 Fiscal Year Annual Research Report
グローバリゼーション時代における現代アメリカ演劇の比較演劇学的研究
Project/Area Number |
15520150
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内野 儀 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (40168711)
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Keywords | グローバリゼーション / 演劇 / アメリカ演劇 / 1990年代 / パフォーマンス研究 / ポストモダニズム / 「帝国」と演劇 / アメリカ合衆国 |
Research Abstract |
本研究の目的は、グローバリゼーションの時代といわれる今日において、そのような時代背景を文脈に置きつつ、現代アメリカ演劇がどのような展開を見せているのかを実践的・理論的水準で把捉することにある。今年度については、昨年度同様「1990年代以降のアメリカ演劇の実態の把握」という観点から、該当演劇についての基本図書、すなわちアメリカ演劇関係の研究書や演劇を扱ったさまざまな雑資料(新聞、大衆雑誌を含めた諸雑誌)の収集を行なった。また、本研究のもう一つの重要なテーマであるグローバリゼーションをめぐる欧米ならびに日本における思想状況を把握するため、多様な学問領域における基本図書を収集・通読も継続した。さらに、活字メディア以外の演劇実践に関係する当該地域の映像資料も可能なかぎり収集した。また申請者は、当該年度中に昨年度の成果を踏まえた学会発表を国際学会において行うことを予定していたが、予定通り、国際パフォーマンス研究学会(シンガポール)での研究発表、さらにギリシャにおける国際学会(デスミギリシャ悲劇研究所主催)で招聘講演を行い、国際的に活躍する多様な演劇研究者と意見交換を行う場を持つことができた。また、当該年度内に短期間渡米することもでき、ニューヨーク市公立図書館の芸術分館、およびニューヨーク大学大学院パフォーマンス研究科アーカイヴでの関係資料の収集、さらに本研究にアドバイスをいただいているニューヨーク大学のシェクナー教授と面談を行ない、資料収集ならびに本研究の現状についての報告を行うこともできた。こうして収集した資料はかなり膨大になりつつあり、パーソナル・コンピュータを用いてその資料の整理を継続して今年度も行なった。
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Research Products
(3 results)