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2003 Fiscal Year Annual Research Report

19世紀のイギリス心霊主義の社会精神史的意義に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15520218
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

吉村 正和  名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (10033408)

Keywords骨相学 / 心需主義 / 社会精神史 / ジョージ・クーム
Research Abstract

平成15年度においては「19世紀のイギリス心霊主義の社会精神史的意義に関する研究」の当初計画にそって、心霊主義をヒプノティズム(催眠術)・骨相学・骨相磁気学などイギリス社会精神史的な文脈に位置付ける作業を行った。研究の中心をなすジョージ・クームの基本資料は現在国内にはなく、平成15年7月31日から8月29日まで夏期休暇期間を利用してロンドン(連合王国)とチューリッヒ(スイス)に滞在して文献収集を行った。とくにロンドンにおいては、British Library、London University Library、Society for Psychical Research、College of Psychic Studiesなどの諸機関において、同主題に関する研究者との意見交換を行うとともに、日本では入手することのできない図書や定期刊行物などの資料の閲覧及び複写等の作業を精力的に実施した。国内においては、Roger Cooter編のPhrenology in Europe and America (8vols)等の基本資料を名古屋大学図書館に設置することができた。こうして収集した資料は現在も分析中であるが、骨相学や心霊主義が「科学」主義的な思考法に基づく体系であり、遡及的な分析では得られない知見が19世紀の社会精神史的な視点から見直すことにより初めて得ることができることを確認した。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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