2004 Fiscal Year Annual Research Report
日本・中国における唐代の著述に関する総合目録作成のための基礎的研究
Project/Area Number |
15520234
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
孫 孟 早稲田大学, 法学学術院, 助教授 (00298093)
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Keywords | 中国文献学 / 日中文化交流史 / 中国史料学 / 唐代著述 / 奈良平安時期 / 目録 |
Research Abstract |
本年度は『日本・中国における唐代の著述に関する総合目録作成のための基礎的研究』を実施して2年度目にあたり、基本的にはもと定めた計画・方法に即して研究を進めてきた。以下がその概要と実績である。 (一)日中両国において、本研究に関する漢籍・研究資料を幅広く収集している。(1)唐代及びその以降の中国・日本などの公私目録;(2)唐・宋代の典籍(中国の経典・史書・諸子書文集詩集・総集・地方志・墓志・石刻・敦煌文献・類書・叢書・譜牒・史料価値のある隨筆など)に現れる唐代の著述に関する記述;(3)日本における唐代の著述を記録した文献;(4)日中出土古文献;(5)近代以降の学者が著した唐代の著述に関する論文・著述;(6)日本・中国(台湾中央研究院など)の関連研究データベース。 (二)収集されている著述(主に史部と子部の一部)の書名・真偽・流伝状況(存・佚・殘・不明)と伝本・著者(生卒年・籍貫・登第・任官・主要活動など)を初歩的な考證を加えている。 (三)『新唐書』芸文志を中心に、『旧唐書経籍志』・『日本国見在書目録』・『宋史芸文志』など39種の目録などに依拠しつつ、『敦煌遺書総目』なども参考としながら、『総目(草案)』(史部・子部の一部)の作成を行っている。 (四)『総目(草案)』(史部)の原稿を専門家に意見を求めている。 (五)以上の諸作業を行いながら、調査・研究に基づいて、成果として、今年度、論文を2点発表した。その他に発表する予定がある論文は2点ある。
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Research Products
(2 results)