2004 Fiscal Year Annual Research Report
アゼルバイジャン語における言語接触による構造変化についての総合的研究
Project/Area Number |
15520256
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
栗林 裕 岡山大学, 文学部, 助教授 (30243447)
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Keywords | チュルク語 / アゼルバイジャン語 / イラン / 統語論 / 形態論 / 言語接触 / トルコ語 / タブリーズ |
Research Abstract |
研究概要 今年度の研究計画に基づいて、機器の購入を行い、関連資料の収集と今までの研究成果の発表を中心に研究を実施した。2003年度に初めて実施したイラン・アゼルバイジャン語タブリーズ方言の音声資料を分析し、基礎語彙調査の整理を行った。それと同時に、関連する文献資料を収集し、特にイラン南部でトルコ系民族によって使用されているカシュカイ語との統語法および形態法上の違いについての分析を行った。また、チュルク語全体の中での位置付けを行うために統語法調査の方法論的な問題についても検討した。研究成果は二回の国際学会と一回の国内関連研究会において発表した。得られた資料の統語的分析を行い問題点を明らかにし、来年度の現地調査に向けての下準備を行った。 口頭発表 1.Syntactic borrowings of Azerbaijanian and Qashqay in Iran. The 12th International Conference on Turkish Linguistics (11-13 August 2004, Izmir, Turkey, Dokuz Eylul University).2004. 2.Some remarks on Kashkay syntax. Diversity in Data and Description. -Problems and Progress in the Study of Peripheral Eurasian Languages- (Nov.26-27,2004, University of Tokyo).2004 3.「チュルク語における名詞の「関連付け」の概念について-使役、主題化、連体修飾構文の関連性-」-ユーラシアの言語と文献-(京都大学 羽田記念会館 平成17年3月21日)2005 海外での資料収集 フランス国立図書館平成17年3月12日〜平成17年3月19日
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Research Products
(2 results)