2004 Fiscal Year Annual Research Report
「気づき」のレベルと言語変化-首都圏方言における調査を中心に-
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15520295
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
田中 ゆかり 日本大学, 文理学部, 助教授 (40305503)
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Keywords | 気づき / 言語変化 / 東京首都圏 / アクセント / 日本語学習者 / 発音指導 / 携帯メイル / 「変わりやすさ」 |
Research Abstract |
「気づき」と言語変化について主に、東京首都圏域を対象とした、調査と調査分析を行った。 その成果を、コロンビア大学東洋言語文化学部・ドナルド=キーン・センター共催現代日本文化・文学ワークショップにおいて、「アクセントは「変わりにくいか?」」というテーマで発表した(2005年03月21日)。 成果の一部は、『関東の方言 調べてみよう暮らしのことば』(ゆまに書房)(井上史雄・吉岡泰夫監修)(亀田裕見、川嶋秀之、佐藤高司、篠崎晃一、三井はるみ)(2004年04月)pp01-pp.52 (執筆部分:神奈川県pp.16,pp.21,pp.22-25,pp.28,pp,32)にも反映された。 調査としては、学部授業の一環とし聞取りアンケート調査を実施した。私家版としてまとめた報告書が、『言語実地調査報告書 世田谷区編』(私家版)(2005年02月)pp.01-pp.100。 一方、「気づき」との関わりで、日本語学習者のアクセント獲得に関する国際学会における講演・論文発表を行った(「「発音指導」におけるアクセントテストの効果-日本大学文理学部と早稲田大学日本語研究教育センターにおける実践報告-」日本語教育国際シンポジウム『21世紀中国に於ける日本語教育の課題』(煙台師範学院学外国語学院・吉林省出版局)。 また、調査方法の開発・検討の側面から、「質問して何がわかるか-質問調査法入門-」『』(明治書院)pp.06-pp.18(2004年06月)論文を発表した。 はっきりとした「気づき」をともなう書記言語変化の一例として、「携帯メイル」に関する論考を発表した。
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Research Products
(5 results)