2004 Fiscal Year Annual Research Report
近代口語英語における「呼びかけ語」の研究--歴史語用論的アプローチ
Project/Area Number |
15520320
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
椎名 美智 法政大学, 文学部, 教授 (20153405)
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Keywords | 呼びかけ語 / ディスコース・マーカー / 歴史語用論 / コーパス・アプローチ / ポライトネス / アドレス・ターム / ソーシャル・ネットワーク / フェイス |
Research Abstract |
当該研究の成果は以下の学会にて、過去二年間にわたって研究してきた結果を発表した。 (1)2004年7月、PALA国際文体論学会(於ニューヨーク大学) 研究発表‘Is Gender an Issue? : Vocative Exchange Between Men and Women in Early Modern English Comedies' (2)2004年8月、ICEHL国際歴史英語学会(於ウィーン大学) 研究発表‘Correlation Between the Pronominal and Nominal Address Forms in Early Modern English' (3)2004年11月、日本英語学会(於獨協大学) シンポジウム「文法化」において講師として発表‘Grammaticalisation in Historical Pragmatics' (1)「呼びかけ語」の選択において、ジェンダーがvariableとなりうるか、なっているとしたらどのように影響を与えているのかに焦点を当てた研究である。会話者の親しさの度合いを場合分けして、ジェンダーの組み合わせによる、量的分析を行った。 (2)二人称代名詞と呼びかけ語の関係を、you/thouに焦点を当てて研究した。さまざまな呼びかけ語がyouとthouと、どのように共起しているかを、量的・質的に分析した。 (3)文法化現象が歴史語用論において、どのように研究されているのかを概観し、具体例を示した。
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Research Products
(1 results)