2005 Fiscal Year Annual Research Report
対照研究の成果を生かした中国語母語話者向け日本語文法教材の開発
Project/Area Number |
15520329
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
井上 優 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門, 領域長 (30213177)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
張 麟声 大阪府立大学, 総合科学部, 教授 (80331122)
森山 卓郎 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80182278)
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Keywords | 日本語教育文法 / 接続詞 / 指示詞 / モダリティ |
Research Abstract |
本研究は,日中両言語の対照研究の知見にもとづき,中国語を母語とする日本語学習者に対する日本語教育に役立つ文法教材を開発することを目的としている。平成17年度におこなったことは以下のとおり。井上優は,平成16年度に引き続き,日本語の「こ(そ・あ)れ」と中国語の"這(那)個"の単独用法(後に名詞をともなわない"這(那)個")の比較対照をおこなった(平成18年度中に論文として公開する)。また,学習者の母語を考慮した日本語教育文法について考察し,その結果を井上優「学習者の母語を考慮した日本語教育文法」(2005年10月刊行)に反映させた。張麟声は,接続詞「そこで」と「それで」の機能について考察し,口頭発表をおこなった(The 14th Biennial Conference of the Japanese Studies Association of Australiaにおける口頭発表,2005年7月)森山卓郎は,モダリティを対象として,非母語話者に対する文法説明が満たすべき条件について検討した。
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Research Products
(1 results)