2003 Fiscal Year Annual Research Report
WWW情報を利用する日本語学習者のための日本語学習支援システムに関する研究
Project/Area Number |
15520332
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
吉村 弓子 豊橋技術科学大学, 留学生センター, 助教授 (40183123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河合 和久 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (10186041)
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Keywords | WWW情報 / 日本語学習者 / 読解支援 / 日本語能力試験級別漢字 / プロキシー・サーバ / 漢字ドリル / 自動生成 |
Research Abstract |
インターネットのWWW(いわゆるホームページ)上に日本語で発信される情報を、日本語学習者に対してより理解しやすくするため、WWWページの写真、グラフ、レイアウト、配色などをできるだけ変形せずに、漢字の読みを支援するシステムを開発した。研究分担者の河合和久らがすでに開発していた小学校学年配当別漢字よみ変換プロキシー・サーバを応用し、日本語能力試験級別漢字よみ変換プロキシー・サーバを作成した。 また、各学習者が閲費したページの漢字を記録・集積し、学習者の希望するときに再学習ができるドリルやテストを自動生成するシステムを作成した。 コンピュータに詳しくない日本語学習者や日本語教師でも利用しやすいシステムの開発をめざして、試用した感想・意見を留学生や日本語教師から収集分析した。しかし、データが充分ではなかったため、次年度にさらに調査をすすめる計画である。 なお、システムに関する研究発表を国際大会(日本語教育学会・国際交流基金・国立国語研究所主催オーストラリア日本研究学会、中国日語教育研究会、香港日本語教育研究会、韓国日本学会、台湾日本語教育学会等協力「日本語教育国際研究大会」2003年8月8日〜9日開催)に応募し採択されたが、別紙のようにSARS流行のために開催が1年延期となった。同一テーマで事前に発表する場合は、2004年大会での発表権を失うという条件である。2年間の研究期間になるべく多くの機会をとらえて発表する計画であったが、この日本語教育国際研究大会は中国、韓国、オーストラリア、アメリカ合衆国からの参加者も多いため本研究成果を発表する場に最もふさわしいと判断し、事前の発表機会を見送ることとした。
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Research Products
(1 results)