2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15520414
|
Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤本 元啓 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (30288261)
|
Keywords | 熱田神宮 / 熱田社 / 編年史料 / 古代 / 中世 / 神社 |
Research Abstract |
1.全体的な作業 (1)昨年度学生の支援によって電子化した神代から西暦1615年までの史料原稿を、学生の協力によって3回にわたって校正を行った。 (2)『愛知県史』資料編9巻・11巻、および『帝室制度史』第5巻(とくに神器)などから、関連史料の抽出とカード化、および史料を電子化した。 2.研究発表 (1)上記の成果の内、890年から1150年までの史料を『日本学研究』8号(2005年)に掲載し、同9号(2006年)にその続きを掲載するための原稿化を進めた。 3.次年度の予定 (1)平成9年〜12年度にかけて採択された「古代・中世熱田社の編年史料年表(稿本)の作成」の完成版である史料集として取り組んできた本採択課題「古代・中世熱田社編年史料の作成」は、平成18年3月時点においておおよその史料蒐集を終えている。しかし管見におよばない史料の存在もあるはずだが、一応次年度において区切りをつけておきたい。昭和62年から熱田社の研究を始め、実に20年近くになる時間を費やしたが、その結果これまで厳密な史料批判が行われないままに利用された系図類また文書発給者の誤りを正し、熱田社の歴史や社領の構造究明にいささかなりとも貢献できたと考える。残された最後の年度では、以下の方針で臨み完成させるが、原稿の枚数があまりにも多く、また将来の刊行も現在の出版事情から困難と思われ、電子化史料の配付を考えている。 (2)未収史料の抽出・カード化を行い、学生の協力を得て史料の電子化を行う。 (3)学生に支援を求めて、電子化した史料の校正作業を行う。 (4)予定通り、平成19年3月までに史料集(稿本)の印刷・仮製本を完成する。
|
Research Products
(1 results)