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2003 Fiscal Year Annual Research Report

近距離旅客交通の民営化および公私協働に関する実態と理論の実証的・比較法研究

Research Project

Project/Area Number 15530018
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

村上 武則  大阪大学, 大学院・法学研究科, 教授 (60033742)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) ANDREAS SCHELLER  広島大学, 法学部, 外国人客員研究員 (80324739)
Keywords近距離旅客交通 / 近距離旅客輸送 / 生存配慮行政 / 民営化 / 公私協働 / 公益企業 / 公益事業 / 欧州連合(EU)
Research Abstract

(1)近距離旅客輸送の法律問題の研究のため、村上は、2003年7月から8月にかけて3週間ドイツを訪問し(大阪大学50周年記念事業基金による補助)、シュパイア(Speyer)行政大学院のピッチャー(Pitschas)教授と意見交換することができた。さらに上記テーマに関し、シュパイア大学図書館においてドイツの最新の資料・文献をかなり豊富に収集することができた。さらに、元ミュンヘン大学のバヅーラ(Badura)教授にお会いして知見を広めることができた。さらに、元Kochel市長さんとお会いでき(バヅーラ邸にて)、ドイツの市町村の近距離輸送システムの実態に関し見聞を広めることができた。
(2)2003年9月29日には、ドイツからバヅーラ教授が大阪にも来られ、大阪大学において「公益企業による生存配慮(Dasenisvorsorge)」に関し講演され、村上が通訳したが、近距離旅客輸送も含め、欧州連合(EU)との関連での国および市町村による生存配慮行政の基本問題を認識し、たとえば、民営化と公的責任による経営の問題や、公私協働に関する様々な法律問題に対して、解決のための視点を得ることができた。
(3)共同研究者としてのシェラー(Scheller)も、2003年12月から2004年1月にかけてドイツを訪れ(科学研究費補助による)、近距離旅客輸送に関し最新の貴重な情報を図書館やマスコミをとおして得ることができた。村上とシェラーは、広島および大阪において意見交換できたばかりでなく、頻繁にメールおよび電話等で共同研究することができている。
(4)大阪市営交通が始まって100年を迎えた大阪市において、さまざまな催しや記念報告書が発刊されているが、それらを通してわが国の自治体の近距離輸送システムの歴史的な発展と意義について検証することができた。また広島市や福岡市の近距離旅客交通の実態について資料を収集できた。
(5)以上のように、本年度の研究成果の達成度は大きなものがある。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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