2004 Fiscal Year Annual Research Report
EUにおける食の安全確保政策と欧州食料安全庁の創設
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15530096
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
福田 耕治 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20165286)
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Keywords | 食の安全性確保政策 / 遺伝子組み換え食品 / BSE危機 / 予防原則 / リスク分析 / EU / 欧州委員会 / アカウンタビリティ |
Research Abstract |
グローバリゼーションが進行する中で、食の安全確保のために、どのようなことが必要になるのか、福田耕治「食の安全性確保と国際行政協力」福田耕治著『国際行政学-国際公益と国際公共政策』(有斐閣、2003年)において、グローバル化への対応としての国家行政の国際化、国際機構行政による国際的規制の調整、国際規範の形成と実施過程における論点を整理した。 つぎに、EUを事例として「食の安全ガバナンス」を分析する手がかりとして、EUの機構と理論的な諸問題についての研究、Koji Fukuda "Institutional Reform and European Governance" Koji Fukuda, H.Akiba eds., European Governance After Nice (Routledge,2003)を著書としてロンドンの出版社から刊行した。さらに2004年10月29-30日 21COE-GLOPEと共催の国際シンポジューム(国際研究集会)(於:早稲田大学)において、Koji Fukuda, "Accountability and Legitimacy、the Governance of Food Safety Policy in the European Union" をペーパーにまとめ,報告した。 これらの研究をを総括するものとして、論文「EU食品安全政策と欧州食品安全庁の創設-超国家的国際行政におけるアカウンタビリティーの確保」寄本・辻・縣編『片岡寛光教授古稀祝賀論文集』成文堂、2005年3月を刊行した。
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