2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジア諸国における外国企業のマーケティング戦略及び環境への対応に関する実証研究
Project/Area Number |
15530288
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
奥本 勝彦 中央大学, 商学部, 教授 (90102011)
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Keywords | 外国企業 / アジア諸国 / マーケティング戦略 / 環境への対応 |
Research Abstract |
本研究においては、アジア諸国における外国系企業がどのような戦略を立て、実施しているかについて平成15年度、平成16年度、また今年度と継続して調査研究を進めている状況である。調査・研究の対象となっているのは、アジア10カ国、すなわち、韓国、中国、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、台湾、香港におけるアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ネーザーランド、中国、韓国、シンガポールなどの各国企業を対象にその中で、今年度は、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイなどの国々を対象に調査を実施した。 この調査の中で、もっとも大きな問題は、調査票を送付しても回答を得ることが難しいことである。事前に想定していたほど回答が得られなかったが、その中で、過去3年間にわたって回答された質問表のデータの打ち込みも終了し、現在分析を進めている。当初、外国系企業のみの調査・研究を進める予定であったが、日系企業の調査・研究も進め両者間の比較検討を実施することとした。そこでは、明らかに日系企業と外国系企業の間には差異があるのではないかと思われた。現在記述統計は終わって、両者間の有意差を算出する分析を進めている状況である。 また、上記の研究課題ばかりではなく、「アジア地域における合弁企業の従業員意識の研究」(ベトナム・ハノイ場合と中国・上海の場合)、「ベトナムにおける電気製品メーカーに対する消費者のイメージに関する研究」(ハノイの場合とホーチミンの場合)、「電気製品メーカーに対する消費者のイメージと原産国イメージに関する研究-ベトナム・ハノイの場合-」などの研究も同時に進めた。
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Research Products
(1 results)