2003 Fiscal Year Annual Research Report
データ包絡分析とニューラルネットワークによる最適広告媒体配分モデルに関する研究
Project/Area Number |
15530293
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
田中 克明 摂南大学, 経営情報学部, 教授 (20155120)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬戸口 香 社団法人日本広告審査機構, 次長
竹田 英二 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80106624)
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Keywords | 広告計画 / データ包絡分析 / ニューラルネットワーク / 最適化 / 媒体選択計画 |
Research Abstract |
本年度は最適な広告媒体配分モデルの作成にあたり、過去におこなわれてきた関連分野の研究のサーベイをおこなってきた。主として広告媒体配分問題に対してデータ包絡分析(DEA)やニューラルネットワークを使った研究業績があるのかどうかという観点からサーベイをおこなった。同時にデータ包絡分析の研究動向や適用分野に関して、またニューラルネットワークについても同様に最新の研究業績や適用範囲の拡大に注目してサーベイをおこなった。 また従来、テレビのスポット広告に限定して、データ包絡分析アプローチを適用してモデルを作成してきたが、そのアプローチを、新聞、雑誌、テレビ、ラジオといった性質の異なる広告媒体の配分計画に適用したモデルを開発し、限定的ではあるが入手できた現実のデータを使ってその妥当性を検証してみた。この成果は平成15年7月にベルギーのブリュッセルでおこなわれた第9回ABAS (Academy of Business & Administrative Science)国際会議にて「広告媒体選択計画に対するデータ包絡分析アプローチ(A Data Envelopment Analysis Approach to Media Selection Planning)」というタイトルで報告した。 ニューラルネットワークを使ったアプローチに関しては、共同研究者である日本広告審査機構(申請時 株式会社大広所属 現在出向)の瀬戸口香がおこなった過去の研究を基礎にして適用可能性を検討している段階である。 さらにモデルを検証するための、現実に利用可能なデータ収集も同時並行的におこなっている。
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Research Products
(1 results)