2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15530515
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
今井 重孝 青山学院大学, 文学部, 教授 (80160026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂野 慎二 国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (30235163)
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Keywords | シュタイナー / シュタイナー教育 / アビトゥア / アビトゥアクラス / ホリスティック教育 / 学力 |
Research Abstract |
8月に今井が、ベルリンの四つのシュタイナー学校、具体的には、クロイツベルクのシュタイナー学校、シュタットミッテのシュタイナー学校、ダーレムのシュタイナー学校、メルキッシェス・フィアテルのシュタイナー学校を訪問し、アンケート調査を実施するとともに、学生へのインタビュー調査を行なった。インタビューの結果、平均的な力つまり、判断力とか、記憶力とか、理解力とかが優れているから、短い試験準備期間でも対応できると考えていることがわかった。シュタイナー学校は、試験はしないけれども、基礎的な力が育っているので、アビトゥア試験にも合格できる、というわけである。 11月に坂野が、バーデン・ヴィッテンベルク州の四つのシュタイナー学校、具体的には、フィルダーシュタットのシュタイナー学校、プフォルツハイムのシュタイナー学校、ノイトリンゲンのシュタイナー学校、エスリンゲンのシュタイナー学校を訪問し、インタビューとアンケート調査を行なった。基礎学校4年を終了してからシュタイナー学校に入学してくる子どもは、ギムナジウム進学を推薦されていない生徒なのだが、結果的には50%程度はアビトゥアに到達することが判明した。これは、シュタイナー学校の教育の優秀さを傍証するものと見られる。 現在、アンケート調査の入力は終え、分析に入る準備がととのったところである。アンケート結果とインタビュー結果をもとに、6月下旬に開かれる日本比較教育学会第41回大会で報告予定である。
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Research Products
(2 results)