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2003 Fiscal Year Annual Research Report

後期モダン社会における若者の「自己の再帰的プロジェクト」:沖縄に関する事例研究

Research Project

Project/Area Number 15530547
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

長谷川 裕  琉球大学, 教育学部, 助教授 (30253933)

Keywords若者 / 自己アイデンティティ / 自己の再帰的プロジェクト / 後期モダン社会 / ギデンズ / 沖縄
Research Abstract

本研究の目的は、イギリスの社会学者ギデンズの「自己の再帰的プロジェクト」という概念、によって、後期モダン社会を生きる若者たちのアイデンティティの構築・再編のプロセスを、特にそのプロセスにおける「ローカルなもの」の意味づけに焦点を当てつつ、掴むことである。そのための主要な実証的データは、沖縄の若者たちに対するインタビュー調査から得ようと考えている。本年度は、(1)インタビュー調査の実施、(2)英語圏における若者研究の文献サーベイ、および理論的研究、(3)モダンの諸時期の沖縄の若者についての資料収集とその読み込み、の3つの作業を行うことを計画していた。
本年度実際には、(1)については、7名の若者のインタビューを行った。本研究開始以前、昨年度中に既に行っていた分を合わせると、今のところ21名分のインタビューを終了している。目論んでいたペースと比べるとかなり遅いが、来年度はもう少しピッチを上げていきたいと考えている。(2)に関しては、本研究とは別件でイギリスに行った折などに文献収集を行い、集めた文献の一定の読み込みを行った。(3)に関しては、関連文献のリスト作成にとどまった。
当初計画していた上記(1)〜(3)に加えて、本年度、(1)日本における社会学的自己論の研究動向のサーベイ、(2)後期モダン社会の特徴のひとつである「脱伝統化」に関する英語文献の読解、(3)ギデンズの主要著作の読解、を行ってきた。いずれも、本研究を進めていく上での理論的枠組の設定にとって有益な作業であった。

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Published: 2005-04-17   Modified: 2016-04-21  

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