2004 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成プログラム初期に体験活動を履修した学生の教育実習後の態度変容
Project/Area Number |
15530560
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
羽賀 敏雄 弘前大学, 教育学部, 教授 (00142828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊嶋 秋彦 弘前大学, 教育学部, 教授 (60113817)
小山 智史 弘前大学, 教育学部, 教授 (80153691)
野呂 徳治 弘前大学, 教育学部, 助教授 (90344580)
田名場 忍 弘前大学, 教育学部, 助教授 (80292259)
吉崎 聡子 弘前大学, 教育学部, 教務職員 (00361006)
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Keywords | 体験活動 / 学生の変容 / 教育実習 / 子どもの変容 / 学生による地域の教育支援 / 不登校児童・生徒 / 地域教材 / 農業 |
Research Abstract |
(1)フレンドシップ事業に参加することによって,子どもとの関わり方について,情意面で著しく成長を見せた学生の事例を示した。子どもに寄り添う気持ちや臨機応変さなどが育まれている。教育実習後に測定した複数の学生によるエゴグラムは統計的に有意に自己受容・他者受容の傾向を増しており,上の事例との対応が見られた。 (2)本学農学生命科学部附属生物共生教育研究センターと連携を図り,同センター主催の親子を対象とした自然・農業体験学習である「親子体験学習」に学生を派遣した。参加学生に対する質問紙調査結果及び参加学生の「ふり返りレポート」の記述の質的分析の結果,参加学生は,自然体験・農業体験の意義を理解し,体験活動を通して自らの学びを深めると共に,親子関係及び子どもについての理解を深め,子どもの成長への願いという教育の根元的視点とも言うべきものを得ており,プログラムの所期の目的は十分に達成されたと考えられる。 (3)教員養成の立場から学生をボランティアとして地域の教育活動に派遣するための課題を整理した。放課後学習チューターとして地域に派遣している学生同士が専用の電子掲示板を使って感想文を公開し合った後に,学生,学校教員,教育委員会指導主事,大学教員の4者で,事中の連絡協議会を開く試みをした。学校と学生のコーディネートを,インターネットを使って行う可能性についても言及した。 (4)布の保温性を簡便に測る方法を工夫し,地域の伝統的農民服の保温性を求める授業を行った。学生は極めて興味を示した。グループ活動により授業中の意見交換も活発であり、観察・計算も概ね正確であり妥当な結果が得られていた。身近な地域教材を用いた授業は、学生の興味・関心を高め、科学的思考を育成するのに効果的である。教員養成において,実験や実習という体験的な学習を通じて,まとめる,考える,の機能的学力の育成を一層図る必要がある。 (5)不登校生徒の適応サポーターの対人専門職への変化過程を検討した。
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Research Products
(5 results)