2004 Fiscal Year Annual Research Report
学校と地域の美術館の連携による生涯教育を見通した鑑賞実践プログラムの構築
Project/Area Number |
15530585
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
石川 誠 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80284818)
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Keywords | 鑑賞教育 / 学校と美術館 / 収蔵作品 / 大原美術館 / 東京国立近代美術館 / 京都国立近代美術館 |
Research Abstract |
本研究は,学校と地域の美術館が連携して生涯教育を見通した鑑賞実践を可能とするプログラムを構築するために,平成15年度から3ヵ年計画で策定されている。2年目の今年度は,以下のように3つの目的に沿って研究を進めた。その実績を記す。 1.学校と美術館が連携した鑑賞活動モデルを構想し,実証的にその有効性を検証する。 3地区の学校と美術館に研究協力を依頼し,「鑑賞教育研究プロジェクト」を編成。鑑賞活動モデルの構想と実践,検証を進めた。 ・京都地区/山野英嗣(京都国立近代美術館),足立彰(京都教育大学附属京都中),松村一樹(京都市立伏見南浜小):小-中学生による鑑賞形態の特色付け。実践「わたしの,ぼくのモンドリアン」(小4),「須田国太郎」(中2) ・東京地区/一條彰子(東京国立近代美術館),小泉薫(お茶の水女子大附属中):3年間を見通した鑑賞プログラムへの試行。学校カリキュラムに鑑賞を関連付ける試み。 ・岡山地区/岡山万里((財)大原美術館),片山恭子(倉敷市立倉敷西小),佐々木和子(倉敷市立帯江小):3小学校によるパズルを応用した実践。美術館への距離差にも着目。 2.鑑賞活動モデル事例の蓄積 実践した活動モデルについて,年間を通して,対象年齢・作品の分野や傾向・実践方法等により類型化して蓄積。次年度,第3者によるモデルの実践評価・修正とプログラム編成作業に備える。 3.シンポジウム「これからの鑑賞教育-美術を身近なものにするために学校と美術館がいま-」 平成16年12月4日(土)京都国立近代美術館にて生涯教育を見据えた学校と美術館の連携に関する公開討論会を実施。学校と美術館の関わり方,鑑賞の評価,言語化の問題が焦点に。社会への情報の収集と発信ができ,本研究の意義を検証できた。参加107名。 *研究の進行は,全体会議(6月と12月)と地区会議(月1回程度)に分けて調整した。
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Research Products
(3 results)