2004 Fiscal Year Annual Research Report
一般のフィルトレーションに随伴する次数付き環の理論の研究
Project/Area Number |
15540009
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
西田 康二 千葉大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (60228187)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越谷 重夫 千葉大学, 理学部, 教授 (30125926)
居相 真一郎 北海道教育大学, 教育学部, 助教授 (50333125)
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Keywords | 局所環 / 次数付き環 / フィルトレーション |
Research Abstract |
F={F_n}_<n∈z>は局所環Aのフィルトレーションとせよ.Aの元の系a_1∈F_<k_1>,...,a_l∈F_<k_l>がFのreduction systemであるとは,各k_iが正整数であって充分大きなnに対してF_n=a_1F_<k_1>+【triple bond】+a_lF_<k_l>となることを言う.今年度の研究ではF_1の高さsとlの差が1のときにはa_iやk_i及びフィルトレーション自体にどの様な条件を仮定すれば随伴次数環G(F)のdepthの評価が可能であるかを調べた.その主結果は次の様に述べられる:AはCohen-Macaulay環とする.さらにk_1【less than or equal】【triple bond】【less than or equal】k_sを充たす正整数k_1,...,k_s及びa_1∈F_<k_1>,...,a_s∈F_<k_s>が存在し,あるb∈F_1をとると次の3条件が充たされていると仮定する. (1)n【greater than or equal】3ならばF_n=a_1F_<n-k_1>+【triple bond】+a_sF_<n-k_s>+bF_<n-1> (2)pがF_1の素因子でA/pの次元とA/F_1の次元が一致していれば,任意のn【greater than or equal】2に対してF_nA_p=a_1F_<n-k_1>A_p+【triple bond】+a_sF_<n-k_s>A_p. (3)a_1,...,a_sは正則列. このときA/F_1がSerre条件(S_1)を充たせば, depth G(F)【greater than or equal】min{depth A/F_1+s, depth A/F_2+s+1}.
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Research Products
(1 results)