2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15540055
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
八ツ井 智章 北海道教育大学, 教育学部旭川校, 助教授 (00261371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 修 北海道教育大学, 教育学部旭川校, 助教授 (30202659)
奥山 哲郎 北海道教育大学, 教育学部旭川校, 教授 (60128733)
福井 昌樹 北海道教育大学, 教育学部旭川校, 教授 (20002628)
北山 雅士 北海道教育大学, 教育学部釧路校, 教授 (80169888)
小室 直人 北海道教育大学, 教育学部旭川校, 助教授 (30195862)
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Keywords | Cartan接続 / 不変量 / 微分方程式 |
Research Abstract |
有限型の微分方程式系の幾何学的研究に関する近年の重要な問題である同値問題について取り組んでいる.この系に付随したCartan接続の構成および不変量を求める研究に取り組んでいる.2年の研究期間の1年目の取り組みについて,研究目的・実施計画に沿って以下のように報告する. 1.holonomicな微分方程式系から導かれた擬積多様体に付随した表象代数のprolongationが半単純でない場合を考察の対象とした.この場合に一般化されたSpencerコホモロジー環の消えない部分の計算をKostantの定理を適用して行った.常微分方程式の場合には,Doburovが不変量の計算が行われていてそれらの結果との照合を行っている途中である.また一般の場合のSpencerコホモロジー環の計算については統一的な方法の確立には至っていない. 2.2階および3階の常微分方程式から導かれる擬積多様体上のCartan接続の構成法および不変量の計算はすでに知られている結果ではあるが,3階の場合にCartan接続の構成に関する田中の理論に沿った方法での検証を試みた.この方法の類似として未知関数が2の場合に同様の過程をたどりCartan接続の構成法および不変量の計算を試みているところであるが最終的な結果を導き出すまでには到達していない段階である.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] M.Kitayama: "Induced vector fileds in a hypersurface of Riemannian tangent bundle"Finsler and Lagrane geometries (Kluwer Acad.Publ.). 109-111 (2003)
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[Publications] N.Komuro: "The set of upper bound in order linear spaces"Proc.of international Conference of Nonliear Analysis and Convex Analysis(Yokohama Publ.). (2003)
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[Publications] O.Abe, N.Watanabe: "Mass formula for two-dimensional flavor non-siglet masons"The European Physical Journal. C30. 513-516 (2003)
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[Publications] S.Sato, F.Hayama, S-i.Iai: "The a-invariant and Gorensteiness of graded rings associated to filtrations of ideals in regular local rings"Proc.Amer.Math.Soc.. 131. 87-94 (2003)
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[Publications] T.Okuyama, H.Sasaki: "Homogeneous system of parameters for cohomology algebras of finite groups"Archiv der Mathematik. (掲載予定).