2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15540057
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
岡安 隆 茨城大学, 教育学部, 助教授 (00191958)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳田 伸顯 茨城大学, 教育学部, 教授 (20130768)
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Keywords | 法曲率 / 平均曲率 |
Research Abstract |
Nをn次元完備Riemann多様体とし,M=R_+×Nに対し1/(x^2)(dx^2+<,>N)というRiemann計量を考える.これはpseudo hyperbolic spaceとよばれるものである(Tashiro,1965).L(c)=1{(x,y)∈M|x=c}(c>o)が双曲空間におけるhorosphereにあたるものである. L(c)上のコンパクト領域Ωの関数uについて,そのグラフが表す超曲面の(上向き法線ベクトルに関する)平均曲率が一定Hであることは次の方程式で表されることが計算によりわかる. ∂/(∂x_i)(u_jg^<ij>/(√<1+|∇u|^2>))=nH/u+Γ^k_<ij>g^<ij>u_k/(√<1+|∇u|^2>)-Γ^k_<ij>u_ku^iu^j/(1+|∇u|^2)^<3/2>-n/u(√<1+|∇u|^2>)+1/2u_ku_lu_jg^<ij>∂g^<kl>/∂x_i/(1+|∇u|^2)^<3/2>-u_j∂g^<ij>/∂x_i/( √<1+|∇u|^2>) ここで,g_<ij>,Γ^k_<ij>はNの計量,Christoffel symbolである. L(C)の超曲面として∂Ωを考えるとき,その内向き平均曲率が正なものを考える.双曲空間において,Nelli-Spruck(1996), Lopez-Montiel(1999)は,0<H<1をみたす定数Hに対して,Hを平均曲率にもち∂Ωを境界に持つΩ上のグラフ曲面が存在することを証明している.この結果をpseudo hyperbolic spaceに拡張できないか,現在研究中である. また,極小曲面についての研究成果として,R^2上のグラフで表される。R^4の極小曲面についてBernstein型の結果を得た. 定理 MをR^4のspecial Lagrangian submanifoldで,法曲率が0であるものとする.するとMは平面になる.
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