2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15540105
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
蔵野 正美 千葉大学, 教育学部, 教授 (70029487)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中神 潤一 千葉大学, 理学部, 教授 (30092076)
安田 正實 千葉大学, 理学部, 教授 (00041244)
剱持 信幸 千葉大学, 教育学部, 教授 (00033887)
吉田 祐治 北九州市立大学, 経済学部, 教授 (90192426)
門田 良信 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90116294)
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Keywords | 柔構造決定モデル / 適応型マルコフ決定過程 / ファジイ動的計画法 / ファジイグループ決定 / 一般効用関数 / セミ・マルコフモデル / ファジイストッピング / ファジイクラスターリング |
Research Abstract |
意思決定過程に関する柔構造モデルの構成及び解析手法の数学理論の構築を目指して、平成15年度は主に次の研究成果を得た。 1.人間に優しい柔構造最適決定モデルの構築を意図したファジイ停止モデルの解析研究を行い、ファジイ順序による無限期間最適方程式を導き、最適ファジイ利得のperception valueの特徴付けに成功した。この結果は本研究プロジェクトが目指している研究課題の1つである集団(グループ)意思決定過程の柔構造モデルの研究の礎となる。 2,マルコフ決定過程の一般効用理論をセミ・マルコフモデルに拡張して、相当する最適方程式を導き、解の一意性と最適解の特徴付けを与え、応用分野を拡大した。 また、不確実モデルの未知推移行列に関して状態の分類型を学習の目的とするパターン学習を導入して、より効果的な学習アルゴリズムを開発した。さらに、適応型のモデルに対しては、区間ベイズ手法を取り入れた適応モデルを構成し、その有効性を示す諸定理を証明した。 これらの研究成果により、より柔軟性に富んだ適応制御が可能になると思われるが、上記の個々の研究成果を有機的に統合した柔構造マルコフ決定過程モデルの構築が次の研究課題である。 3,ファジイ距離によるクラスター問題の動的計画法によるアルゴリズムの開発とC言語プログラムの作成を行い、食品の嗜好に関するファジイアンケートを実施し、プログラムの適用によるファジイ解析を行ないモデルとプログラムソフトの有効性を確認した。 これらの研究成果の一部は国際会議(NACA2003,東工大)、研究会(数理研など)、数学会(2003年9月、千葉大)、OR学会(2004年3月)等で発表した。その他、本研究に参加した研究者は、本研究の実施計画に基づきそれぞれ一定の成果を納め、研究論文として発表している。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 蔵野正美(共著): "Markov decision processes with fuzzy rewards"Journal of Nonlinear and Convex Analysis. 4・1. 105-115 (2003)
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[Publications] 蔵野正美(共著): "A fuzzy stopping problem with the concept of perception"京都大学数理解析研究所講究録. 1306. 40-46 (2003)
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[Publications] 吉田祐治(単著): "Continuous-time fuzzy decision processes with discounted rewards"Fuzzy Sets and Systems. 139. 333-348 (2003)
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[Publications] 吉田祐治(共著): "Fuzzy stopping problems in continuous-time fuzzy stochastic systems"Fuzzy Sets and Systems. 139. 349-362 (2003)
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[Publications] 吉田祐治(共著): "A multi-objective fuzzy stopping in a stochastic and fuzzy environment"Computers and Mathematics with Applications. 46. 1165-1172 (2003)