2005 Fiscal Year Annual Research Report
セマンティックを考慮した教育環境の数学的構造の研究
Project/Area Number |
15540139
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
杉田 公生 東海大学, 理学部, 教授 (60056083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夜久 竹夫 日本大学, 文理学部, 教授 (90102821)
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Keywords | 情報視覚化 / 教育支援システム / オントロジー / セマンティックWEB / 数学教育 / 地理・地学教育 / VRML / MathtextDTD |
Research Abstract |
教材提示の方法を3つの面から考える. (1)情報視覚化の方法を利用して,本研究では国土地理院のディジタル地図を元にして,VRMLで3次元地図に表示をし,これから地理・地学の教育項目を抽出表示するアルゴリズムを考えた.今回の抽出項目は尾根,谷,等高線である.地図の表示速度を改良するために,テーブル型のダイアグラムを属性つきグラフ言語で定義し,それに基づいて地図の表示メッシュを制御することを考えた. (2)数学の教科書の電子化をするために,数学教科用のXMLドキュメントのDTD(MathtextDTD)を提案し,それに基づいてXML電子教科書を開発した.XML電子教科書をWebブラウザーで表示するためにHTMLに変換するXSLT(Math2html)を開発した. (3)セマティックWebの考えを用いて数学科の教育支援システムを構築するために,MathtextDTDに基づくRDFを定義し,MathtextDTDによるXML電子教科書からRDF情報を抽出するXSLT(Math2rdf)の試作を行った。学習項目は小学校から通して先修,発展・応用と関連付けられているので,これをISA,HASA関係として捕らえ,MathtextDTDに基づくRDF情報から教育支援システムを構築するために,2つのユーザーインターフェースを提案した.1つは教科書のRDF情報を魚骨図(フィッシュボーンダイアグラム,特性要因図)で表示する方式で,各学習項目のISA,HASA関係によりダイナミックに学習項目の関連を表示する.2つはキーワード検索を付加して学習者が自分の学習のためのテキストを表示したり,練習問題を提示したりするものである.
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Research Products
(2 results)