2006 Fiscal Year Annual Research Report
ニュートリノ混合とレプトジェネシスでのCPの破れの関係を探る研究
Project/Area Number |
15540276
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高杉 英一 大阪大学, 大学教育実践センター, 教授 (00135633)
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Keywords | ニュートリノ / CPの破れ / Frogatt-Nielsen機構 / ヒエラルキー |
Research Abstract |
質量行列にヒエラルキーな構造をもたせる機構として、Frogatt-Nielsen(FN)によって提案されたものがあるが、CPの破れを起こすことはできなかった。この機構を現実的にするためには、CPの破れを導入しなくてはならない。このため、CPの破れを導入する方法を研究した。その結果、最初の機構とは違い、ヒエラルキーを与えるFN場は2個以上必要であることがわかった。また、FN場とクォークなどの結合する相互作用の強さが世代と無関係とした場合、2つ導入したFN場を区別する量子数が必要である。このような条件を満たす簡単な模型を提案し、小林・益川行列を求めた。混合角は実験結果をほぼ再現したが、予言されたCPの位相は実験地からは少しずれていた。この論文は、現在投稿中である。
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Research Products
(1 results)