2005 Fiscal Year Annual Research Report
次世代放射光源に向けた超伝導加速管の高次モード減衰法の研究
Project/Area Number |
15540300
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
坂中 章悟 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教授 (20178560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊澤 正陽 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 教授 (10168164)
斉藤 健治 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教授 (10178478)
梅森 健成 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助手 (60353364)
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Keywords | 超伝導空洞 / エネルギー回収リニアック / ERL / 高次モード / ビーム不安定性 / BBU / 減衰法 / 高次モードカップラー |
Research Abstract |
次世代放射光源での中核的技術と期待される、超伝導リニアックに向けた加速管の高次モード減衰法に関する研究を継続した。超伝導加速管において高次モードを強力に減衰できる方法として放射状線路(radial transmission line)を用いた高次モード減衰法を考案し、この方法で得られる高次モード減衰特性を調べた。TESLA型9セル空洞と同じ形状の銅製モデルを用いて測定を行った。予想された通り、放射線路ダンパーを空洞に近づけるほど高次モードの外部Q値は低下した。空洞とダンパー間の距離を3cmに選んだ場合、進行方向偏向(モノポール)モードの外部Q値はTM011-likeモードとTM020-likeモードがともに約10,000であった。横方向偏向(ダイポール)モードでは、TE111-likeモードが約10,000以下、TM110-likeモードが10,000〜100,000程度であった。全体的に良好な高次モード減衰が得られているが、TM110-likeモードのQ値をさらに下げることが望ましいため、細部の改良を行っている。 こららの研究成果を、米国ニューポートニュースで2005年3月19-23日に開催されたワークショップ"The 32nd Advanced ICFA Beam Dynamics Workshop on Energy Recovering Linacs(ERL2005)"と、米国Knoxvilleで2005年5月16-20日に開催された"Particle Accelerator Conference 2005"で発表した。
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Research Products
(2 results)