2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15560041
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
長谷 隆 静岡大学, 工学部, 教授 (40122717)
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Keywords | 群集 / 避難 / シミュレーション / 防災 |
Research Abstract |
火災・地震等による停電時における暗闇での避難群集の挙動を研究するために、アイマスクを着用した避難者一人一人を観察記録する実験を行った。学生の協力を得て、教室等からの脱出過程を数台のビデオカメラで観察記録し、学生一人一人の移動軌跡を解析した。暗闇下での避難過程のシミュレーションモデルの基礎となる実験結果を集めた。 上記の実験結果を取り入れて、避難者を分子のような粒子としてモデル化し、避難者間の相互作用を分子間力のように考え、格子上を移動する気体のように移動モデルを作成した。できるだけ単純化した格子気体モデルを構築し、大規模な避難群集集団の挙動を予測可能な計算機シミュレーションに適したシミュレーションモデルを開発した。避難群集の移動を格子上で具体的に実現した。このため上の避難群集モデルのシミュレーションプログラムを開発した。次に暗い地下道での避難群集の挙動をこのプログラムによってシミュレートし、地下道チャンネル内で単位時間あたりに移動可能である限界流量を調べた。また暗闇下で発生する群集閉塞現象を研究し、閉塞現象が発生する危険群集密度を予測した。また視界良好な状況下と不良下での避難群集挙動を比較検討した。地震時等の歩道橋や地下道で発生する群集移動停滞現象を解明するために、停滞が発生する危険群集密度を予測した。
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Research Products
(4 results)