2005 Fiscal Year Annual Research Report
分子の内部自由度と溶液の存在を孝慮したモデルによる脂質分子膜の形状変動相転移
Project/Area Number |
15560160
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Research Institution | Ibaraki National College of Technology |
Principal Investigator |
鯉渕 弘資 茨城工業高等専門学校, 機械システム工学科, 教授 (00178196)
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Keywords | 分子膜モデル / 1次相転移 / 2次相転移 / 表面張力 / 曲げ弾性 |
Research Abstract |
(1)Gaussian bondポテンシャルと標準的な曲げエネルギーおよびbond connectivity依存のエネルギー関数によって定義された「流動膜モデル」は3角形分割された球面上で平滑相と乱雑相を隔てる2次相転移を持つ。 (2)Gaussian bondポテンシャルと曲げエネルギーで定義された「テザード膜モデル」は3角形分割された球面上で平滑相と乱雑相を隔てる1次相転移を持つ。この1次相転移はGaussian bondポテンシャルの有無によらない。また,曲げエネルギーの離散化の仕方にも,3角形格子の構造にもよらない。 (3)Gaussian bondポテンシャルと内部的曲率エネルギーで定義された「テザード膜モデル」は3角形分割されたディスク面上,ドーナツ面上で,平滑相と乱雑相を隔てる1次相転移を持つ。
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Research Products
(5 results)