2004 Fiscal Year Annual Research Report
ヘテロ・ネットワークにおけるP2P型コンテンツ配信技術
Project/Area Number |
15560327
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
朝香 卓也 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (30346043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 達郎 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30324677)
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Keywords | Peer-to-Peer / トラヒック測定 / ヘテロネットワーク / オーバレイネットワーク / ピア探索 |
Research Abstract |
本研究ではネットワークの各部分ごとの帯域・品質が極端に不均一なネットワーク,すなわちヘテロ・ネットワークにおいて,高効率に可動することが可能なP2P(ピア・ツウ・ピア)型のコンテンツ配信技術の確立を目指している.15年度の基本機能の検討に引き続き,平成16年度では,「高精細ネットワーク品質推定法」および「P2Pネットワーク制御法」の提案を行った.また,これら提案技術の有効性の検証および性能評価を行った. 高精細ネットワーク品質推定法について述べる.P2Pネットワークにおいてはリアルタイムで適切な隣接ピア構築・ピア選択する機能が要求されるため,ピア-ピア間の高速・軽量のトラヒック測定技術が必要とされる.そこで,P2P型コンテンツ配信に適した精度のア・プリオリにトラヒックモデルを仮定した高速・軽量のネットワーク品質測定技術の開発を行った.次に,P2Pネットワーク制御法について述べる.従来のP2Pネットワークにおいてはピア選択時に実際のネットワークトポロジーを考慮していないため,大量の問い合わせメッセージトラヒックが発生し,ネットワーク全体への負荷が極めて高くなるという問題があった.この問題を解決するため,仮想ネットワーク距離制限方ピア選択法を提案した.本選択法では,オーバレイネットワーク上に位置する各ピアを仮想的にユークリッド空間上の点とみなすことにより,適切な仮想方向のピアの選択を行うものである.さらには,P2P環境において適切にコンテンツキャッシュするP2P分散制御法の検討を行った. これら提案した推定法および制御法は平成15年度および16年度に購入したP2P型コンテンツ配信技術評価用計算機等を用いて,実際にその性能と機能の検証を行った.その結果,提案測定方式が従来の測定技術に比して有効であることを確認した.
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Research Products
(6 results)