2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15560403
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
桝谷 浩 金沢大学, 工学部, 教授 (20157217)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深田 宰史 金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (10313686)
梶川 康男 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (00089476)
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Keywords | 衝撃 / コンクリート構造 / 破壊 / 性能設計 / 緩衝材 / ロックシェッド |
Research Abstract |
重要構造物の破壊とそれに伴う大きな国家的社会的被害が危惧されている。通常でも橋梁の床版,高欄への交通荷重の衝突を始めとして,電車の車止め壁への衝突,防波堤への船舶の衝突,山岳道路の各種防護構造物への落石,雪崩の衝突などによる災害,事故がかなりの頻度で発生している.このような構造物の終局限界状態に基づく新しい耐衝撃設計法と現存の構造物が耐震性も含めどの程度の耐衝撃性を有しているかの診断技術が今求められている.設計法について既存データと衝撃破壊に対する諸仮定を用い,落石覆工を対象として基本的な設計概念の構築を行った.新世紀に相応しい偶発衝撃荷重に対する構造設計法の提案するために,多くの土木構造物に用いられているコンクリートスラブの最も重要な限界状態の一つである飛来物による打ち抜きとRCはりの衝撃破壊機構とそれに要するエネルギーについて実験を計画し一部遂行した.また,落石覆工のようにクッション材がある場合についても同様に検討した.基本的な衝撃特性と個別要素法による衝撃破壊に関する数値解析的アプローチを試み、得られた結果は公表した.また、今後土木学会構造工学委員会においても研究者に働きかけ、できるだけ共通条件での実験、解析を行なえるような測定法・解析法の確立を目指した活動を行う予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] M.Yamamoto, H.Masuya, Y.Nishimura: "A study on the impact test method and characteristics of impact behavior of various reinforced concrete beams"Proceedings of the first international conference ondesign and analysis of protective structures against impact/impulsive/shock load. 1. 245-255 (2003)
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[Publications] H.Masuya, M.Yamamoto, Y.Nisimura, Y.Nishimura: "Parametric study of impact characteristics of reinforced concrete beams by the analysis of distinct element method"Proceedings of the first international conference ondesign and analysis of protective structures against impact/impulsive/shock load. 1. 402-416 (2003)