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2003 Fiscal Year Annual Research Report

東京湾に注ぐ4河川の再現モデルDHMと東京湾流動モデルMEL3D-tideとの統合

Research Project

Project/Area Number 15560451
Research InstitutionNational Institute for Land and Infrastructure Management

Principal Investigator

中山 恵介  国土技術政策総合研究所, 主任研究官 (60271649)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 日向 博文  国土交通省, 国土技術政策総合研究所, 主任研究官 (70272680)
古川 恵太  国土交通省, 国土技術政策総合研究所, 室長 (00356031)
DUSHMANTA Dutta  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (30291313)
岡田 知也  国土交通省, 国土技術政策総合研究所, 主任研究官 (80304749)
Keywords分布型流出モデル / 非静水圧3次元流動モデル / 統合 / 境界条件 / 双方向 / リアルタイム / CIP法 / Residual Cutting Method
Research Abstract

沿岸流動モデル:非静水圧3次元沿岸流動モデルの特徴は,CIP法,ALE法,SOR法,水平方向に1方程式乱流モデル,鉛直方向に2方程式乱流モデル,らの使用であった.計算における高速化を行うために,まず表面波に関する計算コードを改良し,完全陰解法を導入した.これにより,従来用いられていた時間ステップの数倍での計算が可能となった.さらに,非静水圧成分の解法に用いられていたSOR法を改良し,Residual Cutting Method(RCM)を導入した.RCMにCGNR等と同様にマトリクスの収束計算を高速に行うことができる手法であり,この方法の導入により,非静水圧成分の計算速度が数倍へと改善された.CIP法に関する計算コードについても,ベクトル計算コンピュータからスカラコンピュータ計算用への改善を行い,CIP法に関しておよそ2倍の計算速度の向上を得ることができた.これにより,東京湾における計算を行う際,水平方向1kmメッシュ鉛直方向100mに40層を用いても,Pentium4の3GHzにより1日の計算を1時間程度で終了できるようになった.数日後の再現計算を目的としており,十分な計算速度が確保された.
分布型流出モデル:分布型流出モデルを適用するためのデータを集めることから始めた.東京湾に注ぎ込む河川の一つである鶴見川を対象に,地形データ,鶴見川の横断面形状の詳細なデータ,透水係数などの土壌データ,地価の利用状況に関するデータを入手した.それらのデータを基に,計算に必要な入力ファイルを作成し,計算を開始した.計算結果の検証には,実際の流量を用いた.物理過程を組み込んだ分布型流出モデルの利用が,沿岸流動モデルに河川流量のデータを与える際に重要であることを示すために,タンクモデルによる再現計算も行った.両者良好に再現計算結果を得ることができた.
今後,沿岸流動モデルと分布型流出モデルを統合し,リアルタイムで双方向に境界条件を与えることによる,物理モデル同士の統合の有用性について検討してゆく.

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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