2004 Fiscal Year Annual Research Report
建築とランドスケープの空間構成の評価と計画手法に関する研究
Project/Area Number |
15560526
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
栗生 明 千葉大学, 工学部, 教授 (30134480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
積田 洋 東京電機大学, 工学部, 教授 (60120119)
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Keywords | 建築 / ランドスケープ / 設計手法 / 空間構成 / 評価 / 心理実験 / 指摘法実験 / 現地調査 |
Research Abstract |
本研究は、建築とランドスケープの関係に着目し、建築とランドスケープの関係を意識して設計された建物で、人間が実際に感じるであろう空間を、実際の空間で調査・実験を行い、建築とランドスケープの空間構成を空間意識とその具体的な作られ方の関係とを、構造的に明らかにしようとするものである。 今年度は、14地区において未調査対象地区の現地調査を、去年度と同様に7段階評定による心理評定尺度を用いた「SD法心理実験」を行った。また、同時に特に印象に残った「ランドスケープにおける建築空間のあり方」を示す形態や部分、装置類などを自由にあげてもらうエレメントを指摘してもらう「指摘法実験」を行った。その後、実験結果をコンピューターに数値入力などによって集計を行った。また、去年度と同様に「指摘法実験」の結果をコンピューターに数値入力などによって集計し、意識上で印象に残るエレメントの傾向の比較を行った。 また、合わせて「ランドスケープにおける建築空間のあり方」が人に与える心理的影響は、実際の空間を構成している様々な物理的要因<物理量>によってもたらされていると考えられている。この様々な<物理量>を指摘法実験によって指摘された要素と総合的に検討し、物理的要素を表現するアイコンとして抽出した。また、「ランドスケープにおける建築空間のあり方」空間を定量的に表現するために、調査対象地区の図面収集並びに写真撮影等の現地調査を行った。
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Research Products
(4 results)