2005 Fiscal Year Annual Research Report
低層住宅を中心とする工事の安全・快適化のための調査・実験的研究
Project/Area Number |
15560547
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
小林 謙二 関東学院大学, 工学部, 教授 (10064114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 延恭 国士舘大学, 工学部, 教授 (50112701)
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Keywords | 低層建築工事 / 作業安全 / データベース / IT活用 / ヒューマンファクタ |
Research Abstract |
1)新しいシステムによる足場構築方法の検討 作業足場の組み立てに際して、作業用の床に乗る前に手すりを設置する手すり先行工法の構築方法の調査を行い、作業方法の詳細について分析した。 2)低層建築工事に関わる作業データベースの構築 低層住宅建築工事の躯体建て方工程において行われる各種の作業の調査から、工程の構造(work breakdown structure)を組み立て、それぞれの動作について動画像及びその特徴を抽出出来るような、ウエブページブラウザによるデータベース検索システムの構築を試みた。 3)低層住宅建築工事におけるヒューマンエラーの分析 64件の死亡災害事例について、ヒューマンエラーの直接要因、間接要因、潜在要因の分析を行った。潜在要因を(1)Man, (2)Machine, (3)Media, (4)Managementに分類して、災害の型別に検討した。 4)低層住宅建築工事における電動工具・建設用機械の安全・快適化 電動工具や建設用機械の開発動向を調査するとともに、電動工具メーカー2社、建設機械メーカー1社を対象に以下の項目に関して意識調査を実施した。(1)新製品の開発や改良に当たっての障害と動機、(2)今後の見通し、(3)安全性や快適性に対する考え方、(4)クレームの内容とその対応。さらに今後開発が望まれる機種を提案した。
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Research Products
(4 results)