2004 Fiscal Year Annual Research Report
チャンネルフロー電極法と電気化学インピーダンス法による銅の腐食機構の研究
Project/Area Number |
15560630
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
板垣 昌幸 東京理科大学, 理工学部, 助教授 (90266908)
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Keywords | 銅 / 腐食 / チャンネルフロー電極 / 電気化学インピーダンス |
Research Abstract |
本研究では,チャンネルフロー電極法と電気化学インピーダンス法を用いた解析により,構造材料として重要な金属である銅のアノード溶解機構の解析を様々な溶液中において行った.チャンネルフロー電極法を用いることで,銅のアノード分極曲線と同時に溶解するCu(I)とCu(II)を定量することで,反応機構を議論した.それらの結果から,銅の反応機構と環境依存性を以下の様に整理した. アノード溶解を促進する化学種:Cl^-,SO_4^<2->,H_2PO_4^-,SO_3^<2->,NO_3^-,NO_2^-,ClO^-. アノード溶解を抑制する化学種:HPO_4^<2->. 濃度に依存して効果が変化する化学種:HCO_3^-,CO_3^<2->,NH_4^+.
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