2005 Fiscal Year Annual Research Report
細胞膜裏打ち蛋白質群の構造的多様性による情報伝達制御機構の統合生物学的解析
Project/Area Number |
15570123
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
布村 渉 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70256478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高桑 雄一 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40113740)
伊東 栄子 東京女子医科大学, 看護学部, 助教授 (50119939)
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Keywords | HeLa cell / protein 4.1R / CD44 / FERM domain / ezrin / ankyrin |
Research Abstract |
1)CD44の細胞外ドメインに対する特異抗体を用いて、半飽和状態のHeLa cellから免疫沈降を行ない、通常のSDS-PAGEおよびウェスタンブロット法により免疫化学的解析を行った。その結果、CD44は、分子量〜135kDaの4.1R^<135>及び分子量〜80kDaの4.1R^<80>と生細胞内で結合していることが証明された。 2)HeLa cellに、c-myc(タグ)とezrinのFERM domain(N末端300アミノ酸残基)をpCMVに組込み(c-myc ezrin)、強制発現をした後、上記1)と同様に免疫沈降を行なった。c-myc ezrinはCD44と共沈澱した。本研究報告書(平成15年度)で報告したように、ezrinのFERM domainは4.1R^<80>よりもCD44に対する親和性が高いことから、ezrinがCD44と結合することにより、競合的に4.1R^<80>はCD44から排除されると予想された。しかし、実際には、HeLa cellにc-myc ezrinを強制発現しても、CD44に結合した4,1Rの結合量に変化はなかった。この理由は、CD44及び4.1R^<80>が常時発現しているためと考えられた。 3)上記と同様にCD44と結合しているankyrinの検出を試みたが、ankyrinは検出されなかった。
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Research Products
(1 results)