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2005 Fiscal Year Annual Research Report

分子遺伝学的手法によるオオムギ皮裸性遺伝子の単離

Research Project

Project/Area Number 15580007
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

武田 真  香川大学, 農学部, 教授 (40216891)

Keywordsオオムギ / 遺伝子 / 種子 / 皮麦 / 裸麦 / ポジショナルクローニング
Research Abstract

オオムギはトウモロコシ,コムギおよびイネに次いで世界で4番目に生産量の多い重要な作物である.オオムギはゲノムサイズが単子葉植物のモデルであるイネの約12倍と大きく,農業的に重要な遺伝子を単離することが困難である.われわれはこれまでにオオムギの重要形質である,種子の皮裸性を決定する遺伝子(nud)のポジショナルクローニングを進めてきた.3年計画の最終年度にあたる今年度は、nud遺伝子座をカバーする物理地図を完成させると共に,候補遺伝子を同定し,その機能を推定することを目的とした.
まず,皮性品種'樺太在来'と裸性品種'合津裸3号'の交雑F2集団1,223個体を用いた高精度連鎖解析を行い,nud遺伝子を共優性マーカーで挟まれた0.24cMの区間にマッピングした.nudの基部側および末端側に隣接するマーカーとの遺伝距離はそれぞれ0.20cMおよび0.04cMであった.染色体歩行によりこの領域を7本のBACクローンでカバーするコンティグを完成させた.その総長は約500kbであった.このようにしてnud座の物理地図を完成させることができた.これと並行して,イネとのマイクロシンテニーを利用した比較解析を行う過程で,皮裸性遺伝子の候補が特定できた.そこで,頴果,頴,および止葉について開花日から4日おきにRNAを抽出し,RT-PCR法を用いて発現解析を行った.その結果,この遺伝子は頴果で特異的に発現していることがわかり,発現量は開花後8日目が最も高かった.このことから,この遺伝子が皮裸性の原因遺伝子として有力であるとみられた.

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] High-re solution mapping of the nud locus controlling the naked caryopsis in barley2006

    • Author(s)
      Taketa, S., T.Awayama, S.Amano, Y.Sakurai, M.Ichii
    • Journal Title

      Plant Breeding 125(印刷中)

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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