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2005 Fiscal Year Annual Research Report

山羊産品の生産システム確立に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 15580239
Research InstitutionNippon Veterinary and Animal Science University

Principal Investigator

小澤 壯行  日本獣医畜産大学, 応用生命科学部, 助教授 (30247085)

Keywords山羊 / 山羊肉 / 官能試験 / 販路開拓 / ネーミング
Research Abstract

1.山羊肉利用料理の官能試験実施による受容性の検討
去勢山羊のモモ肉を試作料理として官能試験に供した。(1)肉じゃが、(2)ハヤシライス、(3)酢豚風を調理し、被験者30名に対してそれぞれ100gを供試した。山羊肉の調理法が一番合っているとして支持を集めた料理は酢豚風で全体の約半数を占め、次いでハヤシライス、肉じゃがの順となった。さらに、今後山羊肉料理を食べたいかという問いに対して、93%が食べたいと回答し、7%は食べたくないと回答した。さらに半数以上の被験者が、他の食肉価格よりも安ければ山羊肉を買うと回答していることから、市場への販売初期の価格設定としては可能な限り安価にし、需要の拡大を図ることが望ましい。
2.山羊肉の販路開拓検討案の策定
1)栄養面から見た山羊肉のアピールすべき特徴
栄養面から見た山羊肉のアピール点は、(1)高蛋白質で低カロリー、(2)脂肪中の飽和脂肪酸が少ない、(3)鉄分の補給源として有効、(4)他の食肉の代わりに山羊肉を使用した場合、大幅にカロリーが軽減できること、の4点にある。これらの点を前面に押し出し、健康食としてプロモーションすることが有効であると考えられる。
2)山羊肉の呼称の検討-シェーブルミート-
「山羊肉」と聞いて、臭い、美味しくない等のマイナスイメージを持つ消費者は少なくない。そこで、「山羊肉」に代わる呼称として「シェーブル・ミート」を用いることを提案した。"シェーブル(Chevre)"とは、フランス語で山羊を意味する。洋風の呼称を用いることにより、未知の食材に対する好奇心から消費者の購買意欲をそそることができる。
3)レシピカードの作成
未知の食材を扱う際には、具体的な調理方法や使用方法がわかったほうが、購入意欲が喚起されるものである。そこで、山羊肉を使用した調理例を記載したレシピカードを作成し、必要な材料や、作り方の記載、栄養情報や、完成料理の写真も添えた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Goat meat acceptance in Japan : Current situation and future prospects2005

    • Author(s)
      Takeyuki Ozawa
    • Journal Title

      Animal Science Journal 76

      Pages: 305-312

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Is goat meat acceptable to Japanese youth?2005

    • Author(s)
      Takeyuki Ozawa
    • Journal Title

      The proceedings of the New Zealand society of animal production 65

      Pages: 256-260

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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