2005 Fiscal Year Annual Research Report
ウマアミノ酸透過酵素およびK,C1共輸送体の遺伝子解析
Project/Area Number |
15580266
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
半澤 惠 東京農業大学, 農学部, 教授 (00181032)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 豊 東京農業大学, 農学部, 講師 (60078227)
原 ひろみ 東京農業大学, 農学部, 講師 (00343567)
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Keywords | ウマ / 赤血球 / アミノ酸透過酵素 / K, C1共輸送 / マッピング / SLC / 赤血球膜脆弱性 |
Research Abstract |
昨年,2段階液体培養法により成熟培養したウマ末梢血由来赤血球系幹細胞においてmRNAを検出したSLC12A4およびSLC3A2について,RACE法による完全長cDNAの塩基配列の決定を試みると共に,SLC3A2とHeterodimerを形成するSLC7Aファミリーを同定することを目的とした. 1.ウマ赤血球に発現するアミノ酸透過酵素遺伝子の同定 SLC3A2:RACE法により決定したアミノ酸コード領域の塩基配列は,ヒトSLC3A2と85%の類似性を示し,また推定アミノ酸配列は2箇所のSLC3A2モチーフを有していた. SLC7A5,SLC7A6,SLC7A7,SLC7A8,SLC7A10およびSLC7A11:RT-PCR法によりSLC7A7およびSLC7A11の明確な転写を確認した.一方,SLC7A5,SLC7A6,SLC7A8およびSLC7A10の転写は微弱であった.そこでRACE法によりSLC7A7およびSLC7A11の完全長cDNA塩基配列を決定した.両者のアミノ酸コード領域の塩基配列はヒトSLC7A7およびSLC7A11とそれぞれ92%および94%の類似性を示し,また推定アミノ酸配列はSLC3A2との結合モチーフおよび中性アミノ酸輸送体モチーフを有していた.以上より,少なくとも成熟培養中の赤血球ではSLC3A2がSLC7A7ならびにSLC7A11とHeterodimerを形成し,アミノ酸輸送を司っていることが示唆された 2.ウマ赤血球に発現するKCL共輸送担体遺伝子の完全長cDNAの塩基配列の決定 昨年RT-PCRによりmRNAの発現を確認した赤血球型KCL共輸送担体の遺伝子SLC12Aの完全長cDNAの塩基配列をRACE法により決定した.ヒトSLC12A4の塩基配列および推定アミノ酸配列と92%および97%の高い相同性を示した.
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