2004 Fiscal Year Annual Research Report
標本再抽出法を用いた多重比較法と決定木法の開発とその医薬学データ解析への応用
Project/Area Number |
15590042
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高木 達也 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (80144517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安永 照雄 大阪大学, 遺伝子情報実験センター, 教授 (20260630)
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Keywords | 標本再抽出法 / 多重比較 / Bonferroni法 / 計算機集約型統計解析法 / ブートストラップ法 / 計量薬学 / 医薬情報学 |
Research Abstract |
昨年度の本研究計画で、新たな汎用的多重比較法のアルゴリズムを考案し、その検出力が、従来の非汎用的な多重比較法に劣らないことを確認し、研究成果は既に専門誌に掲載された[Takagi, T.;Yasunaga, T.,et al.,J.Comput.Aided Chem.,4,27-34(2003)]。本年度は得られた成果は以下のようである。 1)決定木法に対してresampling法を適用し、決定木に用いられる属性(薬剤疫学で言うならばリスクファクター)が、結果の妥当性にどの程度重要な役割を果たしているのかを視覚的に判断できる手法を考案し、その一部は日本薬学会第124年会のシンポジウム(オーガナイザー、高木達也、高山幸三)において発表、脳腫瘍の予後データへの適用でも良好な結果が得られたが、その結果を含めて詳細は更に、国際学会(CCBA2004、上海)における招待講演にて発表すると共に、専門誌に掲載された[Takagi, T.;Yasunaga, T.,et al.,J.Comput.Aided Chem.,5,35-46(2004)]。 2)これらの成果を受けて、多重比較法のプログラムの一般公開に向け、プログラムの並列化及びWWWページ上でのCGIを用いた一般公開に向けたプログラムの作成を行った。このプログラムはWWW上にデータを入力することで容易に使用でき、結果はメールでユーザーに返される。本プログラムは、多重比較法及び、当新規手法に関する詳細な解説(http://www.phs.osaka-u.ac.Jp/homepage/b015/researchl.html)や、プログラムの利用方法に関する簡単な解説(http://www.gen-info.osaka-u.ac.jp/testdocs/tomocom/tazyu.html)を加え、既に公開済みである(http://www.gen-info.osaka-u.ac.jp/testdocs/tomocom/)。
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Research Products
(3 results)