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2004 Fiscal Year Annual Research Report

ユビキチン蛋白分解系による免疫系組換え制御

Research Project

Project/Area Number 15590442
Research InstitutionTOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE

Principal Investigator

水田 龍信  東京理科大学, 生命科学研究所, 講師 (50297628)

Keywordsユビキチン / RAG2 / プロテオソーム
Research Abstract

1.DNA組換え関連蛋白のユビキチン化の有無の検討。
我々は、His-tagユビキチンベクターを使用したin vivoユビキチン化検出法を確立している。この方法によれば、cDNAを組み込んだ発現ベクターさえあれば、簡単に細胞内での蛋白のユビキチン化が検定できる。すでに検定済みのXRCC4,RAG2以外のV(D)J組換え酵素にはRAG1,DNA-PKcs,Ku70,Ku80,Ligase IV,Artemisなどがあり、また、クラススイッチ関連蛋白としてはAIDがある。これらの蛋白遺伝子発現ベクターを構築し、いくつかの蛋白がユビキチン化されることを見出した。
2.新規ユビキチン化蛋白の生化学的解析。
今回新規にユビキチン化が見出された蛋白の一つは、核移行シグナルの他に核外移行シグナルを有し、RAG2と同様な輸送機構の関与が予想された。すなわち、活性誘導時には核内へ移行し、組換え反応終了と同時に核外へ輸送され、そこでユビキチン化され、プロテオソームで分解されるものと考えられた。
3.脱ユビキチン化酵素の関与。
今回新規にXRCC4結合蛋白質として、脱ユビキチン化酵素の一つを単離した。この酵素はポリユビキチン鎖を切断し、ユビキチンのターンオーバーを促進する機能を有していた。組換え局所での脱ユビキチン化が、組換え制御に深く関与することが示唆された。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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