2003 Fiscal Year Annual Research Report
模擬患者(SP)の協力を得る医療者教育技法の開発に関する調査研究
Project/Area Number |
15590453
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
水嶋 春朔 東京大学, 医学教育国際協力センター, 講師 (60281739)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大滝 純司 東京大学, 医学教育国際協力センター, 助教授 (20176910)
北村 聖 東京大学, 医学教育国際協力センター, 教授 (10186265)
加我 君孝 東京大学, 医学教育国際協力センター, 教授 (80082238)
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Keywords | 医学教育 / 模擬患者 / 模擬医学生 / 俳優 / Doctoring Course |
Research Abstract |
平成15年度には、以下の研究を実施した。 1.国内の80医学部を中心とした卒前医学教育、および臨床研修病院などにおける卒後医学教育において模擬患者の協力を得た教育の現状についての実態調査を行うための調査票の開発検討を行った。また模擬患者として医学教育に貢献しているグループに関して、情報収集を行い、実態調査のための調査票の開発を行った。16年度に、郵送法によって調査、集計、解析を実施する予定である。 2.東京大学医学教育国際協力研究センターに客員教授として滞在し、模擬患者を活用した新しい医学教育プログラムの共同開発研究を実施したJerome R Hoffman教授(米国UCLA医学部)が長期海外出張中(英国)であったために、Hoffman教授の共同研究者で、当センターにおいても模擬患者に関するセッションをしたことがあるMichael Wilkes教授(米国UC Davis医学部副学部長)とメールなどによる情報交換を行った。また3月中に1週間渡米し、UC Davisを訪問した。Doctoring Course(Case-based Learningの方式によって、1〜4年の通年にわたって、communication、ethics、culture and medicineなどに関して、小グループで学習を深める教育プログラム)のためのFaculty Developmentに参加したほか、実際の俳優の有償の協力を得て模擬患者(SP)のみならず、模擬医学生や模擬研修医の役も俳優に演じてもらうことで、教師が模擬医学生や模擬研修医にどのようにフィードバックしたらよいかなどの実際について見聞し、情報収集を行った。
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