2003 Fiscal Year Annual Research Report
間節リウマチモデル動物を用いた鍼治療の有効性の検討
Project/Area Number |
15590597
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
赤尾 清剛 岐阜大学, 医学部, 助教授 (70248037)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 高政 岐阜大学, 医学部, 助手 (80345777)
藤原 久義 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 教授 (80115930)
|
Keywords | CIAモデルマウス / ハリ刺激 |
Research Abstract |
15年度はタイプIIコラーゲン誘導関節炎(CIA)モデルマウスを用いた鍼の治療効果の検討を行った。 本来の実験に入る前に、鍼を打つ部位、置鍼時間、鍼刺激を行う頻度と間隔などの検討のために3回の実験を行った。 この3回のCIAモデルマウスを用いた実験において、(1)四肢の関節炎の重症度を、変化のないものを0点、指1本の腫れを1点、指2本の腫れを2点、指3本以上の腫れを3点、手の甲の腫れを4点とするスコア法による評価 (2)タイプIIコラーゲンに対する自己抗体かの測定(ELISA法) (3)フローサイトメーター法による脾臓、リンパ節の免疫細胞組成の検討(T,B細胞の割合、T細胞のCD4とCD8陽性細胞の割合)を行った。 その結果、有意差のある結果は得られていないが、2回目の実験結果から、鍼を打つ部位としてはマウスの両膝関節と両手関節、置鍼時間は5分、鍼刺激は週3回、隔日の頻度で2週間行うことがいいであろうと考えられた。 その他、間接の組織学的評価として、HE染色とTRAP染色による組織の比較・検討を行っているところである。
|