2004 Fiscal Year Annual Research Report
胃上皮細胞におけるp38MAPK持続活性化マウスの作成と分化、増殖異常の解析
Project/Area Number |
15590645
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
筒井 秀作 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (10359846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠村 恭久 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90162619)
清原 達也 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (50322178)
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Keywords | 胃上皮細胞 / p38MAPK / Helicobacter Pylori / MKK6 / 分化・増殖 / ガストリン |
Research Abstract |
Helicobacter Pylori(H.Pylori)胃炎におけるガストリン・IL-1Bの関与に関する臨床的・基礎的研究の結果、我々はH.Pylori、ガストリン、IL-1Bによって胃粘膜上皮細胞で活性化される共通の分子としてのNF-kappaBとp38MAPKの重要性に着目している。特に、p38MAPKの機能解析は十分ではないが、炎症、細胞死、分化増殖に深く関与することが示唆されている分子である。 我々はMKK6のconstitutive active formのコンストラクトからPCR法を用い両端にBglII制限酵素サイトをつけたMKK6(DE)cDNAを作成し、これを発現ベクターpcDNA3.1(-)のBamHIサイトに導入した。このコンストラクトをMKN-28にtransfectした胃上皮細胞株を樹立し細胞増殖、形態変化につき基礎検討を行った後、pHKATP-hGH1のBamH1サイトにBglII処理したMKK6(DE)cDNAを導入したHKATP/MKK6/hGHキメラ遺伝子を精製後マウス受精卵に注入しp38MAPKを持続活性化させたトランスジェニックマウスを作成した。
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Research Products
(5 results)