2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15591260
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
山田 一郎 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (90182518)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒岩 俊彦 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (80129832)
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Keywords | MRI / 内視鏡 / MR内視鏡 / ファントム / 実験動物 / 空間分解能 / 病理組織学 |
Research Abstract |
1.MR内視鏡(MRE)の撮影を1.5-Tの臨床用MR装置と4.7-Tの実験用MR装置を用いておこなった。 2.ネットワークアナライザーを用い、表面コイルとQDコイルを含むRFコイルを設計および試作した。 3.各々のRFコイルについてファントムを用いた撮像実験をおこなった。スピンエコー法、高速スピンエコー法、グラディエントエコー法および高速グラディエントエコー法によるMREを施行することにより、各RFコイルの空間分解能、コントラスト分解能および時間分解能を検討した。この結果に基づいて、最適なMRE像の得られるパルス系列、繰り返し時間(TR)、エコー時間(TE)、フリップ角、field-of-view(FOV)およびマトリックスサイズを検討した。 4.実験動物を用いた撮影実験をおこなった。ファントム実験で得られた結果を参考にしながら、実験動物の臓器についてスピンエコー法、高速スピンエコー法、グラディエントエコー法および高速グラディエントエコー法によるMREを施行し、各臓器ごとに最適なMRE像の得られるパルス系列、TR、TE、フリップ角、FOVおよびマトリックスサイズを検討した。 5.実験動物から臓器の組織標本を作製し、MRE像と比較することによって、臓器におけるMRE像と組織像との相関性を検討した。 6.手術や剖検によって摘出された人体の臓器を用いて、上記と同様のMRE撮影を施行しMREによる病理組織学的なレベルでの病変の描出能を検討した。消化管の悪性腫瘍については病理組織学的な壁探速度や病期診断などに関するMREの診断能を検討した。 7.これらの実験結果を参考にしながら、ボランティアや様々な疾患の症例に対してMREを施行し、全身各部位の臓器や組織について最適なMREが得られる撮像条件を検討した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Ichiro Yamada: "Temporal evolution of apparent diffusion coefficient and T2 value following transient focal cerebral ischemia in gerbils"Acta Neurochirurgica. 86(Suppl). 147-151 (2003)
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[Publications] Norio Yoshino: "Trigeminal neuralgia : evaluation of neuralgic manifestation and site of neurovascular compression with 3D CISS MR imaging and MR angiography"Radiology. 228(2). 539-545 (2003)
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[Publications] Maki Kobayashi: "Estimation of the endolymphatic sac and vestibular aqueduct using magnetic resonance imaging"Laryngoscope. 113(6). 1015-1021 (2003)
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[Publications] Ichiro Yamada: "Acoustic Neuroma : Consensus on Systems for Reporting Results"Kanzaki J, et al. ed. ; Springer-Verlag, Tokyo. 194 (2003)