2003 Fiscal Year Annual Research Report
インスリンの肝内クリアランスおよび肝内脂質代謝に対するシグナルに関する検討
Project/Area Number |
15591333
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
阿部 秀樹 富山医科薬科大学, 医学部附属病院, 講師 (90345562)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚田 一博 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (90171967)
野澤 聡志 富山医科薬科大学, 医学部附属病院, 助手 (30345582)
長田 拓哉 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (40303242)
山田 信博 筑波大学, 医学部, 教授 (40200729)
島野 仁 筑波大学, 医学部, 助教授 (20251241)
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Keywords | インスリン / 上腸間膜静脈 / 下大静脈 / TGSR : triglyceride secretion rate / 中性脂肪 / 高インスリン血症 / 膵臓移植 |
Research Abstract |
門脈血インスリンの肝内脂質代謝に対する作用を明らかにする目的で以下の動物群を作製した。 (a)上間膜静脈血が下大静脈へ還流するMesocaval shunt model.膵臓からの還流は肝臓へ流入する。 (b)門脈血が下大静脈へ還流するPortocaval shunt model.肝臓へ流入する血流は動脈血だけとなる。 (c)試験開腹のみ行ったコントロール群。 (1)各々の動物モデルにおいて内因性中性脂肪分泌速度(Triglycerice secretion rate)を明らかにした。 (2)血中の糖脂質代謝をFBS,FIRI,TC,FFA,leptinレベルを測定した。 (3)肝臓・脂肪・筋肉における脂肪含量を測定した。 今後、糖脂質代謝関連酵素の遺伝子発現(ノーザンブロッテイング)と、これを制御する転写因子の活性評価を行う予定である。また、膵臓ベーター細胞の病理、インスリン染色も行う予定である。 以上の評価から、新たな動物モデルとして膵臓移植モデルによる体循環系・門脈系高インスリン血症モデルを作製し、同様の検討を行いたい。
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