2003 Fiscal Year Annual Research Report
高精度・高感度DNAマイクロアレイの新たな開発とその臨床応用
Project/Area Number |
15591437
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
市川 度 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70282738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平山 廉三 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10014317)
北郷 邦昭 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (00161472)
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Keywords | DNA array / 5-FU / northern hybridization |
Research Abstract |
研究計画に従って、Focused DNA arrayの作製をおこなった。 1)ターゲットDNAの設計とプローブの作製 2)スタンプするターゲットDNA量の調整 3)クローニングベクター配列を元にしたuniversal Primerの設計 特異性が充分でないものについては、遺伝子の他のregionからターゲットDNAを設計し直し、再度northern hybridizationを実施した。得られたターゲットDNAはすべてクローニングし、質・量の安定供給を図った。 以上の実験検討により、すでに絞り込みの終了した52種類の抗癌剤感受性規定遺伝子による高感度かつ高精度のFocused DNA arrayのプロトタイプが完成した。 さらに、株化癌細胞を用いたFocused DNA arrayの妥当性に関する検討を行った。 14種類のヒト腫瘍細胞における52種類の遺伝子発現を、作製したプロトタイプのFocused DNA arrayにより測定した。同一検体を用いて、northern hybridizationを行い、遺伝子発現を比較することにより、プロトタイプのプローブ特異性やスタンプするターゲットDNA量の妥当性を検討した。 しかし、スポットのばらつきが大きく、未だデータの再現性に乏しいため、今後さらなる検討が必要である。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] W Ichikawa, H Uetake, Y Shirota, H Yamada, T Takahashi, et al.: "Both gene expression for OPRT and its ratio to DPD influence outcome following fluoropyrimidine-based chemotherapy for metastatic colorectal cancer"British Journal of Cancer. 89・8. 1486-1492 (2003)