2004 Fiscal Year Annual Research Report
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15591902
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| Research Institution | Jikei University School of Medicine |
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Principal Investigator |
二ノ宮 邦稔 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50237773)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗原 邦弘 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70133387)
篠田 明彦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60256394)
小島 正裕 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80366228)
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| Keywords | 骨誘導能 / 骨伝導能 / 頭蓋骨 / β-TCP |
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| Research Abstract |
頭蓋顔面領域では,四肢長管骨が内軟骨性骨化をしめすのと異なり膜性骨化により骨の新生吸収がみられる。四肢長管骨で臨床的に応用された人工骨を,頭蓋顔面領域で基礎的実験を行い骨の伝導能を検索することで,臨床応用を行うとともに,頭蓋骨の治癒過程,骨の新生吸収を解明する。骨膜,硬膜,頭蓋の各縫合部がそれに関与していると言われているが,いまだ確立した見解はない。骨の伝道能に優れているといわれるβ-3リン酸カルシウムを用いて,骨の伝導能が,どの部位からみられるかを観察し,これらの役割を明確にする。成長の過程を除くための成熟した日本白色野兎を用いる。塩酸ケタミン100mgを筋肉内投与した後,ペントバルビタールナトリウム40gを静脈内投与し麻酔を行う。頭頂部に正中縦切開を加え頭頂骨の骨膜を露出する。以下の4群に分類し実験を行う。
I群:コントロール群〜頭頂骨に直径10mmの円形の骨欠損部を作成する。骨欠損部にはβ-3リン酸カルシウム(以下β-TCP)の円形ブロックを充填し,骨膜,硬膜を温存し,皮膚縫合を行う。
II群:骨膜欠損群〜コントロール群と同様に骨欠損部を作成し,β-TCPを充填するが,骨膜を骨欠損部と同様の大きさの欠損部を作成する。
III群:硬膜欠損群〜コントロール群と同様に骨欠損部を作成し,β-TCPを充填するが,骨欠損部と同様の大きさの硬膜欠損部を作成する。
IV群:骨膜・硬膜欠損群〜コントロール群と同様に骨欠損部を作成し,β-TCPを充填するが,骨欠損部と同様の大きさの骨膜と硬膜の欠損部を作成し,皮膚を縫合する。
1群5羽とし,各々I〜IV群に対して1〜2週後の短期群に対して麻酔下で屠殺し,標本を作成し,組織学的観察を行った。
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