2003 Fiscal Year Annual Research Report
粘膜細胞培養法の確立、培養粘膜細胞の組織内組織内注入移植法の確立
Project/Area Number |
15591904
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
宮脇 剛司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70246445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 瑞子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30222582)
栗原 邦弘 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70133387)
森 克哉 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70366277)
中村 晶子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20301533)
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Keywords | 粘膜細胞培養 / 組織内注入 |
Research Abstract |
1、粘膜培養法の確立 今年度は、粘膜細胞培養法の確立をめざした。日本白色種家兎の舌下面から全層粘膜を可及的最大限に採取した。採取された粘膜は無菌燐酸緩衝液で三回洗浄した後、外科尖刀にて砕片にした。砕片は0.25%トリプシンと0.02%EDTA内でDigestionして(30分間)Single cell suspensionとし培養液内で培養を行なった。この培養液は、Dullbecco's modified Eagle mediumとF12を3:1の割合で混ぜ、hydrocortisone, transferring, insulin, penicillin, kanamycin, amphotericin, triiodothyronineを含有したものを使用した。培養は37.5度、CO^2の中で行った。これらの操作により粘膜細胞は培養できることがわかった。しかし、組織内注入するための培養細胞の絶対的な細胞数の確保、異型細胞への対処、不偏性の確立などといった問題が生じた。これらの問題をクリアするために現在検討中である。5回の培養を1クールとし条件を変え最適な培養条件を検索している。現在3クール目である。 2、移植床の選択 粘膜細胞培養の確立と平行して培養粘膜細胞の組織内注入の準備を行った。実験計画では、家兎の腹部縦切開から腹直筋を露出しここに約10ccのシリコン製組織拡張器を挿入する予定であった。家兎の腹直筋は非常に薄く組織拡張器の挿入は不可能であることがわかった。しかし、大腿部へは2x3cmの組織拡張器を挿入することが確認できたため計画を変更する予定である。
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