2003 Fiscal Year Annual Research Report
アクチビンAによる胚性未分化細胞からの顎骨ならびに歯の誘導
Project/Area Number |
15591953
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
古江 美保 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (80257310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅島 誠 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (00090564)
畑 隆一郎 神奈川歯科大学, 歯学部, 教授 (10014276)
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Keywords | 歯 / 顎 / 再生 / 幹細胞 / ES細胞 |
Research Abstract |
1.両生類胚・予定外胚葉領域未分化細胞から再集合培養法により顎を誘導した. アフリカツメガエル予定外胚葉領域未分化細胞を解離させ、アクチビンAにて細胞を処理後、アクチビン未処理の解離細胞と混合して集合体を作成し、培養を行ったところ、培養7日目に軟骨の形成が認められ、この集合体にはHoxa2,Xdll4、goosecoidなど顎顔面領域に発現する遺伝子が認められた。 2.上記再集合体を幼生の下顎相当部に移植したところ、軟骨と間様組織が形成されていた。また、腹部に移植したところ、脳神経組織、筋肉、軟骨だけでなく、目も誘導されていた。 3.再集合体を腹部に移植し、成体になるまで成長させて、移植組織に誘導された組織を同定したところ、骨や歯芽様組織が誘導されていた。 4.同歯芽様組織はアメロジェニン抗体陽性であり、歯が誘導されたと考えられた。 5.両生類における上記の結果を、マウスに応用することを目的として、マウス胚性幹(ES)細胞の無血清培養条件を確立した。 6.未分化状態を維持したES細胞を分化用培地を用いて植え替え、アクチビンを添加して培養を行うと、間様系細胞のマーカーであるビメンチン陽性の細胞が出現した。 7.上記条件で誘導された条件で発現する遺伝子を現在解析中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Fukui Y, Furue M, Miyoshi Y, Sato JD., Okamoto T., Asashima M.: "Long-term culture of Xenopus presumptive ectoderm in a nutrient-supplemented culture medium."Developmental Growth & Differentiation. 45. 499-506 (2003)
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[Publications] Furue, M., Asashima, M.: "In : Handbook of embryonic stem cells. Isolation of pluripotential stem cells from Xenopus embryos,"Academic Press, San Diego (In press). (2004)