青少年期摂食障害患者における口腔疾患発症メカニズムの解明と疾患予防に関する研究

2004 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 15592177
• Research Institution: Kanagawa Dental College
• Principal Investigator: 長谷 則子 神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (30148019)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 西村 康 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (20139562) ; 小田 博雄 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (10160871) ; 長谷 徹 湘南短期大学, 歯科衛生学科, 助教授 (00180498)
• Keywords: 摂食障害 / 口腔疾患 / 精神疾患 / 口腔乾燥

Research Abstract

本年度においては、これまでの精神的問題が原因となって起こる食物の摂取行動障害患者の病状と口腔内状況の実態をさらに詳細に明らかにするために、さらに症例を増やすため調査を継続して実施した。また、本疾患の特徴をさらに明確にするために、他の精神疾患罹患者の合併する口腔疾患および口腔内症状の調査を開始していたが、その調査を継続するとともに、その結果の比較検討と分析を実施した。
さらに、本年度においては、低体重であるにもかかわらず,さらなる低下を望んだり、肥満への恐怖を異常に示すなど自己の容姿には執拗の関心をもっているなど本疾患が潜在的に存在するの年齢層である短期大学学生に対する調査を行う予備調査として、身体状態、栄養状態についての意識調査を実施し現在分析中である。
なお、本年度は2004年5月20日、21日、福岡で開催された第42回日本小児歯科学会大会および総会において、摂食障害患者の口腔内状況-口腔乾燥についての検討2-および、2004年11月13日、14日、大阪で開催された第21回日本障害者歯科学会総会および学術大会において、摂食障害患者の口腔内疾患に関する研究との演題で発表を行った。