2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15592237
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Research Institution | Iwate Prefectural University |
Principal Investigator |
菊池 和子 岩手県立大学, 看護学部, 助教授 (10305253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 有里 岩手県立大学, 看護学部, 助手 (80305268)
石田 陽子 岩手県立大学, 看護学部, 助手 (60322335)
三浦 奈都子 岩手県立大学, 看護学部, 助手 (40347191)
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Keywords | 筋肉内注射 / 皮下組織厚 / 注射針刺入深度 |
Research Abstract |
科学的根拠に基づく筋肉内注射技術の検討のために以下の研究を実施した。 1.調査の同意を得た成人を対象として、1)汎用超音波診断装置FFソニックUF-4100A(以下エコーとする)リニアプローブ7.5MHzによる筋肉内注射部位の三角筋部(肩峰3横指下部)、中殿筋部(ホッホシュテッター部位、クラークの点、4分3分法部位)の皮下組織厚測定、2)身長、体重、体脂肪率測定、BMI算出、3)皮下脂肪計(ヤガミMK-60)による肩峰3横指下部と上腕部背面の皮下脂肪厚の測定を行った。2003年からの調査と合わせ、対象者数は男性174名、女性156名。エコーによる肩峰3横指下部の皮下組織厚(単位をcmとする)の平均は男性0.59(SD=0.18)、女性0.71(SD=0.23)、ホッホシュテッター部位の平均は男性0.75(SD=0.31)、女性0.96(SD=0.40)、クラークの点の平均は男性0.81(SD=0.33)、女性1.1(SD=0.43)、4分3分法部位の平均は男性1.0(SD=0.43)、女性1.3(SD=0.56)。エコーによる皮下組織厚の平均値と皮下脂肪計による肩峰3横指下部の皮下組織厚との間に強い相関関係があったため回帰式を求め、男女別の皮下組織厚を求めるアセスメント式を導きだした。その結果を基に、知覚計を改良し、三角筋部注射部位の皮下を摘んだ値から皮下組織厚が知覚計に示されるような試行品を開発中である。 2.実験動物(ウサギ)を用いて筋肉内注射用薬剤(プロゲデポー)の安全性を検証した。筋肉内に注射した結果、病巣(炎症、浮腫、筋壊死)は限局する傾向にあったが、皮下注射では広範囲に及んだことから、組織傷害性の強い油性注射液は確実に筋肉内に注射することの重要性が示唆された。 3.山形大学医学部内藤輝教授(解剖学担当)の協力を得て解剖実習用遺体を用いて筋肉内注射部位の観察を行った。
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Research Products
(6 results)