2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15592260
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
森川 浩子 福井大学, 医学部, 講師 (10313743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 美和子 自治医科大学, 看護学部, 教授 (10070682)
兼松 百合子 岩手県立大学, 看護学部, 教授 (20091671)
正木 治恵 千葉大学, 看護学部, 教授 (90190339)
稲垣 美智子 金沢大学, 医学部, 教授 (40115209)
黒江 ゆり子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (40295712)
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Keywords | 糖尿病 / 自己管理 / アウトカム / 指標 / 米国糖尿病教育者協会(AADE) / 糖尿病教育 / EBM / クリニカル・パス |
Research Abstract |
1.現在、医療における質と安全について、世界的に関心が高まっている。1997年厚生省より「医療技術評価のあり方に関する検討委員会報告書」が発表され、1999年からは、厚生科学研究・医療技術評価総合事業として、「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」の策定が進められた。Quality Assurance in Health Careのため、医療評価の基本的な要素(構造・プロセス・アウトカム)の標準化が行われる必要がある。 2.本研究班では、糖尿病自己管理アウトカム指標について、AADE(米国糖尿病教育者協会)より研究協力として提示された文献をもとに、検討したものを、研究成果公開するために、「看護研究」(医学書院)特集号として、2004年9-10月「糖尿病自己管理のアウトカム指標(1)ナショナルスタンダードをめぐる米国の動向」、2004年11-12月「糖尿病自己管理のアウトカム指標(II)ナショナルスタンダードに向けた日本での取り組み」を発行した。 3.「日本における糖尿病自己管理アウトカム指標」の概念枠組みに関する研究成果公開するために、京都インスリン治療研究会等(出席者400人)におけるAADE第一副会長マリンダ・ピープルズの招聘講演にあわせて、本研究班から招待講演・シンポジウムで糖尿病教育のQuality Assuranceに関する発表を行った。 4.AADE主要メンバーであるマリンダ・ピープルズ来日公演及び報告論文を通じて、「糖尿病自己管理アウトカム指標」に対する糖尿病関係学会からの関心が高く寄せられ、糖尿病診療・教育の標準化に関する議論が起こりつつある。
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Research Products
(7 results)